ストーカーの恋の行方は!?【完】
朝イチ、私には日課がある。
「晴人くんおはよ!今日もかっこいいね!大好きだよ!」
「…チッ、」
同じクラスの晴人くんの席まで行って、挨拶をすること。
まあ、いつも通り見事な舌打ちが待ってるんだけど。
一年生の時は違うクラスで、毎日晴人くんに会えない寂しさで私の成績は大いに落ちた。
担任の先生に『どうしたら勉強をするのか』と聞かれて、『甲斐晴人くんと同じクラスにすれば成績は自然とあがります!』と伝えたら、2年生は同じクラスになった。
もちろん私の成績もアップ。
本当に晴人くんは生きる源!
どれだけ冷たくされたって、嫌いにはならない。
むしろその冷たい視線が、たまらないとまで思う。