ストーカーの恋の行方は!?【完】


「森本、保健室連れてってやれ。」




「はい!喜んで!!」




不謹慎だけど晴人くんと二人きりなんて…ぐふふふ



「別に一人で…行ける」



そう言って立ち上がる晴人くん。



「おいおい、そんなにフラフラしてるのに無理に決まってるだろ。連れてってもらいなさい。」



これは先生の指示だもんね。



私が指名されたわけだし!



「…くそっ」





先生に聞こえないくらいの音量でそう呟く晴人くんの声。



こんな弱っている時でさえ、私もいたくないんだと少し胸が痛くなる。




でも本気で突き放そうとはしないのが、晴人くんの優しさ。




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