green mist      ~あなただから~
 筋肉質な体が目の前に広がって、思わず顔を背けた。

 やっぱり、空手やっているから、こんなに凛々しいのだろうか…… そんな呑気な事を考えている場合ではなかった。
 彼の手が、ブラジャーのホックを外してしまったのだ。

「きゃっ」

 慌てて、両手で胸を押さえたが、その手をあっけなく外されてしまった。覆いかぶさってきた彼の体が、私の体と触れ合う。
唇が重なり、彼の手が胸のふくらみに触れた。

 ゆっくりと優しく揉まれはじめると、自然に息がもれてしまった。

 よくわからないけど、体の中がおかしな事になっていっている気がする。


 ゆっくりと下りていく彼の唇が、胸の膨らみをまで辿り着いてしまった。


「はあっあっっ」

 思わず漏れてしまった声を、慌てて両手で押さえた。

 なにこれ?
 もう、無理……


「と、時川さん…… 私……」

 やっとの思いで彼に、助けを求める。

「怖い?」

 彼が少し不安そうに、見上げてきた。

 クビを横に振る。
 怖いわけじゃない…… だけど……

「どうしたらいいか、教えて……ください…… はあ……」

「ふっ…… そのままでいい…… 」


 そういうと彼の手が、太ももを撫で始めた…… 
 そのままでいいって言われても、体が熱くなってきて、もぞもぞ動いてしまう。

 これから、どうなるの? 誰か教えて……

 すると、ショーツがすーっと下ろされてしまった。

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