冷徹冷酷な極上イケメンは幼なじみを甘く激しく溺愛したい。
その瞬間にぼぼぼっと頬が熱くなる。別に瑠璃には気持ちは隠してないからからかわれてもいいんだけど………!
やっぱり恥ずかしいっ!
「な、な、さっきの話聞いてた!?」
久しぶりのからかいに慌てる私。
これじゃあ取り乱してるのバレバレだ。ああ、もっと自分の感情を上手く隠せないのか。私のバカ。
「聞いてた、聞いてた。だって、さっきの話だって愚痴というより嫉妬でしょ?どんだけ橘くん好きなのかな〜ってずっと思ってた」
ニヤニヤと意地悪攻撃をしてくる瑠璃はまるで悪魔のよう。それを聞いて私はポカーンと瑠璃を見つめる。
………え、そんなこと思ってたの?
「る、瑠璃?一体何を言ってるの………?頭大丈夫?」
と、混乱している私はとても失礼なことを口走っていた。
「うふふ。空音が一途に片想いしてて嬉しいわ〜。幼なじみにしてまだ想いを伝えてないとこが惜しいけどからかうのも悪くないね」