冷徹冷酷な極上イケメンは幼なじみを甘く激しく溺愛したい。
こ、こわ〜!これ怒ってるよ。私が変なこと言ったからお怒りモード突入しちゃったよ!
「瑠璃………顔が怖いんですが………」
私は思わず顔をそらす。
瑠璃の顔が怖くて直視出来なかった………!
「あ、あのね、瑠璃………」
「うわっ、そこの女子、危ない!」
「えっ?」
言いすぎたと思い、瑠璃に謝ろうとした時、どこからか男子の大きな声が聞こえた。
それと同時に………バンッ!
ボールが頭に飛んできて見事直撃した。
「いったぁ………」
「空音!?大丈夫!?」
ボールが頭に当たったせいで歪む視界の中、瑠璃が慌てて私に話しかける。
まさかボールが飛んでくるとは思わなくて咄嗟に避けることが出来なかった。
「うわぁ………これはたんこぶできそうだね………。保健室に行ってきた方がいいよ。立てる?」
「う、うん………何とか」
瑠璃の言葉に頷くも目眩がして上手く立てない。