冷徹冷酷な極上イケメンは幼なじみを甘く激しく溺愛したい。
「あ、アホって言った……んぅ!?い、伊織……んっ!」
アホって言われてムカついたから反論しようとしたのに、それをさせてくれなかった。
だって……だって!
私のくちびるが……伊織のくちびると重なったから。
最初は触れるだけの、軽いキスだった。だけどだんだんキスが深くなって、伊織の熱が私の体全身に伝わってくる。
突然のことだったのでどうしたらいいか分からず伊織にされるがまま。どう息継ぎしたらいいかわかんなくて、でも……幸せで。
これ以上ないくらい、伊織で私は満たされていた。
「はぁ、はぁ……伊織!ちょ、んぅ……」
「空音……好きだ。愛してる……やっと……俺のものになった」
クラクラしてきてさすがにやばいと思い、伊織から離れようとしたけどまたキスが降ってくる。
ど、どうしたんだろう……いつも余裕な伊織がここまで余裕がなくなるなんて。