冷徹冷酷な極上イケメンは幼なじみを甘く激しく溺愛したい。

「知らない。だいたい、良く知りもしない相手に良く好きと言えるな。俺はお前に興味がない。さっさと目の前から消えろ」


「………えっ、伊織、くん………今、なんて………」



そこまで聞いて私の中で何かが切れた。いつもさぁ、伊織のことを見てるけど………そこまで言う必要なくない!?



「だから………」


「ちょっと!伊織!いい加減にしなさいよぉ!」



私は〝隠れて行く末を見守る〟ということを忘れて思いっきり2人の間に入ってしまった。


噂には聞いていたけどこんなにも勇気を出した女の子に冷たくできるよねぇ!?



「は?なんでここに空音がいる?」


「なんでも何も。あんたにお弁当を届けにきたんでしょうが!昼休み入るなりさっさと教室から出ていったと思えば女の子を冷たく振ってるだとぉ?伊織は何様だ!」



驚いている2人をよそに、私の怒りが止まらない。なんでこんなに怒っているのか分からないけど、とにかく何か言ってやりたかった。
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