冷徹冷酷な極上イケメンは幼なじみを甘く激しく溺愛したい。

はじめての恋、はじめて好きになった人。


その人が……伊織でよかった。大変なことだらけだったけど気持ちを伝えられたんだ。


これからは胸を張って伊織の彼女だと言える。



「はぁ……やっぱ空音はかっこいいな。いや、可愛い……」


「ちょ、伊織?」



気持ちを伝えただけなのに伊織ははぁ、とため息をつくと私をぎゅっと抱きしめる。


伊織の腕の中は暖かくて、大好き。


この前も抱きしめてくれたけど今回は力強くてまるで私を守ってくれるような抱きしめ方で安心する。



「伊織……大好きー……」


「うん。俺も……ありがとう」


「んっ……んぅ……」



優しく抱きしめたあと愛を確かめるように何度も何度も深いキスを私のくちびるに落としていく。


ここは学校で、誰が通るか分からないのにキスに夢中で、そんなのどうでもよかった。



「伊織……」


「空音、好きだ。愛してる」



また、私のくちびるにキスを落とす。
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