冷徹冷酷な極上イケメンは幼なじみを甘く激しく溺愛したい。
Afterstory
甘く激しく溺愛したい
ーピピピ、ピピピ……。
朝日が差し込む天気の良い朝。目覚ましが部屋に鳴り響く。
私はうーん……と手を伸ばし、目覚ましを止めようとした。
だけど……
「空音、おはよう」
んー……なんか伊織の声が聞こえる……。
これは夢?
隣に誰かいる……。
「んへー……。伊織、大好きぃ……」
これは夢だと思い込んだ私。気づかないうちに隣の誰かに抱きついてしまった。
夢とは思えないほどリアルな温もり。暖かいな……。本当に伊織が隣にいるみたい。
「こら!空音、寝ぼけてないで起きろ!」
「ふぇ!?伊織!?なんでここにいるのよ!」
ぎゅうっと抱きしめているとバシンと頭を叩かれた。それで目が覚めた私はドアップにうつる伊織を見てベットから飛び降りる。
な、な、なんで伊織が……私のベットにいるのよ!
「それはこっちが聞きたい。つーか、昨日親に言われたこと忘れたのか?」