冷徹冷酷な極上イケメンは幼なじみを甘く激しく溺愛したい。

昨日親に言われたこと……?



「って、なんだっけ?」


「……はぁ。なんで空音はすぐに大事なことを忘れるんだ。アホ。母さんたち、今日から小旅行に行くから2日間だけ俺の家に泊まるって話あったろ」


「……思い出した!そういえばそんな話になってたっけ……」



伊織に言われて思い出した。


昨日突然お母さんから伊織の両親と旅行に行くって言われたんだっけ。


それで私ひとりじゃ心配だから伊織の家に泊めてもらえって言われたんだ……。ってことはここは私の部屋じゃなくて伊織の部屋!?


ぎゃー!



「ったく、空音が寝ぼけて俺を布団の中に引きづり込むから理性飛ぶかと思った。少しは俺の事考えろ」


「……理性?というかなんで私が伊織と一緒に寝てるのよ!私が引きづりこんじゃったらすぐに布団の中から離れればいいのに!」



ようやく状況を理解してきた私。


説明を受けてテンパってしまった。まさか私が寝ぼけて伊織を引きづりこんでいたなんて。
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