冷徹冷酷な極上イケメンは幼なじみを甘く激しく溺愛したい。

伊織にはそのままでいいって言われたけどデートだから可愛い格好したくて短時間で一生懸命選んだ。


無難にワンピースのコーデにしたけど髪もちゃんとセットしたかったな。だけど時間なかったから仕方ない。


なんでか知らないけど伊織は早くお出かけを終わらせて家でゆっくりしたいとか言ってるし。



「今日は、夕飯の買い物して、その辺のショッピングモールブラブラするか」


「……それだけ?」


「それだけ。何、他にどっか行きたいとこでもある?」


「いや……別にないけど……」



いつもの伊織のデートプランよりやっぱり少ない……まぁ家でゆっくりしたいのはわかるけど。でもずっと家で2人きりもなぁ……。


緊張しすぎてどうにかなりそう。



「そう?なら今日の夕飯は空音の好きな物にしよう。俺が作るよ」


「え?私の好きな物でいいの?伊織の好きな物じゃなくて?しかも伊織が作るの!?」


「……なんだよ。その驚きは」
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