冷徹冷酷な極上イケメンは幼なじみを甘く激しく溺愛したい。

「それがどうした?」


「う、いや、別に………」



正直に答えたぞ、と言わんばかりにまっすぐ見つめてくる。そんなに見つめられたら目を逸らせなくなるじゃん。


お昼休みのことを聞いたはいいものの、その後のことを考えてなかった。



「仲良いなーって思ってただけで………」



あまりにも誠実な伊織に聞いた自分がなぜだか申し訳なくなってくる。


嫉妬して、興味本位で聞きました、なんて本人には口が裂けても言えないよ!



「そうか?俺は全然興味ないが。仲良くする義理はない。俺には空音がいれば充分だ」


「………お、おう………ありがとう………?」



視線に耐えられなくてそっぽを向いた後にボソリと呟かれた言葉に驚く。


まさか伊織の口からそんなことを言ってもらえるなんて思わなかったから可愛くない返事をしてしまった。



「で?他に聞きたいことは?」


「き、聞きたいこと?」
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