冷徹冷酷な極上イケメンは幼なじみを甘く激しく溺愛したい。

危険な夜



伊織の告白騒動から1週間が過ぎた。


あれから私と伊織は相変わらずの関係が続いている。付き合ってるとかいろいろ噂も流れたけど、それは私が幼なじみだと言い張ったおかげで落ち着いた。


まぁ、こういうことが何回かあったからみんな分かりきってるんだろうけど伊織が私になにかする度に噂になるの本当迷惑。


それも全部伊織がイケメンだからなんだけど………。



「………どうして伊織と幼なじみってだけで騒がれるのかなぁ………」



勉強中、自分の部屋に虚しく響き渡る。


最近伊織のことばかり考えてしまって勉強に全く集中できない!


と、集中できないのを全部伊織のせいにしてみる。



「はぁ………ダメだ、モチベ上がんない………」



課題をやらないといけないのに全然進まない。私はシャーペンを放り投げて机に突っ伏す。


伊織は今頃何してるかな………。


ーコンコン。


勉強するのを諦めていると部屋のドアがノックされた。
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