冷徹冷酷な極上イケメンは幼なじみを甘く激しく溺愛したい。

「え?もうそんな時間!?」



またまた爆弾発言が飛び出て慌てて時計を確認。


え、もう6時前だ………。いつの間にそんな時間たってたんだろう。ぼーっとしてる時間が多すぎて全然気づかなかった。



「とにかく、早く降りてらっしゃい。もうすぐで橘さんたち来るからね」



そう言ってそそくさと部屋を出ていった。



「あ、うん!」



私は勉強道具を片付け、下に降りていく。


すると、


ーピーンポーン………。



「もうきたの!?」



階段を降りきったところで家のチャイムが鳴った。ギョッとしてドアを見つめる。


さ、さっきお母さんに言われたばかりなのにまだ心の準備ができてないよ!予定を確認していなかった私が悪いんだけど!



「はーい!空音、出てくれる?」


「わかった!」



何度も食事会は開いているのにまだ慣れない。


学校で会う伊織と、家で会う伊織は全然違うのだ。
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