冷徹冷酷な極上イケメンは幼なじみを甘く激しく溺愛したい。

ぼーっとしていると咲坂さんがお礼を行って、私から離れていく。………なんだったんだろう。このやり取りは。


………また、やってしまった………。


***


「どーしよう………やってしまった………」


「まぁまぁ………。起きてしまったことは仕方ないじゃん。いつまでめそめそしてんの。気持ち切り替えてこ」


「それができてたら瑠璃に相談なんてしてないよ………」



ザワザワと騒がしい教室。


私はというと机にうなだれて先程の行動に後悔してます………。



「ちょっと、それどういう意味よ」



ムスッとした顔で私を見ているのは友達の茅野瑠璃(かやのるり)。腰まで伸びたサラサラのストレート髪をきっちりポーニーテールして、いかにもThe清楚系の女の子。


瑠璃とは中学からの友達で1番の親友。


なんでも話せていつでも相談に乗ってくれるの。



「はぁー………まさか伊織を追いかけたら告白現場見ちゃうとかついてない………」
< 4 / 227 >

この作品をシェア

pagetop