冷徹冷酷な極上イケメンは幼なじみを甘く激しく溺愛したい。

いい加減彼女作りなよとか思うけど伊織が好きな私はもちろん言えるはずもなく………。さっきも自分の気持ちを踏みにじられてる気がして思わず割って入ってしまった。


自分でもバカだと思うくらい猪突猛進な行動だったな。あはは………。



「とりあえず午後の準備しな?お昼休み終わっちゃうよ?」


「えっ、もうそんな時間!?」



瑠璃に指摘されてガバッと顔をあげる。スマホの時計を見てみると昼休みが終わる5分前だった。



「うわ、最悪!まだ私お昼ご飯食べてないのに!全部伊織のせいだ!」



お昼ご飯を食べ損ねた怒りを伊織のせいにする。正確には伊織の現場に口出した私が悪いんだけどそれとこれは別!


伊織に弁当を届けて昼休み終わりとか有り得ないから!



「あはは!どんまい!次体育だから着替えに行くよ〜。授業中倒れないでよね」



瑠璃は立ち上がると私を無理やり引っ張って更衣室に連れていこうとする。
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