冷徹冷酷な極上イケメンは幼なじみを甘く激しく溺愛したい。

「………イケメンってだけで性格は関係ないんじゃないの?ほら、逆にクールの方が恋は燃えるっていうしね」


「それは少女漫画の読みすぎでは?」



幼なじみの私が言うのもなんだけど未だに伊織の考えてることはよく分からない。


家族の前とか、私と2人きりの時はいつも笑顔で話してくれるし、ケンカとかもするけど伊織の行動は全くと言っていいほどよめない。



「キャー!伊織くん、シュート決めた!やばい、カッコよすぎ!」



モヤモヤと考えているとまたまた女子の悲鳴が聞こえる。


今はバスケの試合をやっていて、どうやら伊織がシュートを決めたらしい。瑠璃と話していたせいで見逃してしまった。



「えっ、伊織のシュートの瞬間見逃した!」


「………なんだかんだ言って橘くんのこと好きよね〜」


「なんか言った?」



はっとした時には時すでに遅し。


瑠璃がニヤニヤしながら私を見ていた。
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