冷徹冷酷な極上イケメンは幼なじみを甘く激しく溺愛したい。

お互いにそれでいいって納得して、この関係を始めたことを思い出す。



「そう、だよね。ありがとう。瑠璃」


「どういたしまして。というか、肝心なこと結局聞けなかったけど、まぁいっか」


「………?」



なんか悩み相談みたいになっちゃったな。なんのこと聞かれたんだっけ?


瑠璃を見ながらぼーっと考える。



「それよりも午前中大変だったね」



お弁当を食べながら、瑠璃は周りを見渡した。一瞬なんのことか分からなかったけど、ああ、と思い出す。



「ほんとだよ!こうなることは覚悟していたけどまさかここまでとは思わなかった!」



瑠璃にたくさん聞いてほしいことがあって、前のめりになって話し出す。


私は疲れていたことも忘れて、溢れてくる愚痴と悩みを瑠璃にずっと話していたのだった。


***


ーキーンコーンカーンコーン……。


あっという間に放課後。


今日はいろいろあり過ぎて1日終わるのが早かった。
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