2番ではダメですか?~腹黒御曹司は恋も仕事もトップじゃなきゃ満足しない~
「すぐにお茶淹れるから、ちょっと待っててねー」
「あ、ねえさん。
これ、よかったら」
キッチンへ向かおうとする彼女へ、部長が声をかける。
「まあ!
気を遣わなくてよかったのに。
ありがたくいただくわねー」
差し出された箱を受け取り、彼女は今度こそキッチンへ消えていった。
部長に勧められ、ソファーに座る。
部屋の中は部長のお宅と負けず劣らず広かった。
「じゅんちゃん。
うさたん!
うさたん、見て!」
「はいはい」
部長の腕から降りた女の子がうさぎのぬいぐるみを抱いてきて、部長に押しつける。
諦めたようにため息をつき、彼はそれを受け取った。
その間、私は完全においてけぼりだ。
たぶん、ここは部長のご兄姉の家、女の子の懐き方からいってよく来ているんだろうなっていうのは推測できた。
だからフロントもほぼスルーで入れたんだろうっていうのも。
しかし、謎はまだまだある。
「あ、ねえさん。
これ、よかったら」
キッチンへ向かおうとする彼女へ、部長が声をかける。
「まあ!
気を遣わなくてよかったのに。
ありがたくいただくわねー」
差し出された箱を受け取り、彼女は今度こそキッチンへ消えていった。
部長に勧められ、ソファーに座る。
部屋の中は部長のお宅と負けず劣らず広かった。
「じゅんちゃん。
うさたん!
うさたん、見て!」
「はいはい」
部長の腕から降りた女の子がうさぎのぬいぐるみを抱いてきて、部長に押しつける。
諦めたようにため息をつき、彼はそれを受け取った。
その間、私は完全においてけぼりだ。
たぶん、ここは部長のご兄姉の家、女の子の懐き方からいってよく来ているんだろうなっていうのは推測できた。
だからフロントもほぼスルーで入れたんだろうっていうのも。
しかし、謎はまだまだある。