2番ではダメですか?~腹黒御曹司は恋も仕事もトップじゃなきゃ満足しない~
「あの、部長?」
それでもこのわからない状況を説明してもらわなければどう振る舞っていいのかわからず、躊躇いつつも声をかけた。
「ああ。
これは姪の響希。
で、ここは……」
「じゅんちゃん!
うさたんすき?
うさたんすき?
ひびきもだーいすき!」
部長の膝によじ登った女の子――響希ちゃんが満面の笑みで部長の顔を見上げる。
「そうだ。
響希、お姉ちゃんにご挨拶しようか。
ほら」
それがいいアイディアだと思ったのか、部長が響希ちゃんを促したが。
「ヤダ」
ぷいっとそっぽを向かれてしまった。
「あー、えっと。
お姉ちゃんのほうから先に、ご挨拶したほうがいいかなー?」
とりあえず、適当に笑ってみる。
まあ、相手はまだ幼女だもんね。
もしかしたら人見知りするタイプなのかもしれないし。
「お姉ちゃんは紀藤明日美といいます。
富士野部長……じゅんちゃんの会社の人、です。
よろしくね?」
自己紹介してみたものの、響希ちゃんはちっともこっちを見てくれない。
これは完全に、ご機嫌を損ねちゃった……?
「こら、響希」
「ヤダ!
ヤーダ!」
響希ちゃんは部長の胸に額を擦りつけ、ヤダヤダと盛んに頭を振っている。
どうしていいのかわからずに、笑顔のまま固まった。
それでもこのわからない状況を説明してもらわなければどう振る舞っていいのかわからず、躊躇いつつも声をかけた。
「ああ。
これは姪の響希。
で、ここは……」
「じゅんちゃん!
うさたんすき?
うさたんすき?
ひびきもだーいすき!」
部長の膝によじ登った女の子――響希ちゃんが満面の笑みで部長の顔を見上げる。
「そうだ。
響希、お姉ちゃんにご挨拶しようか。
ほら」
それがいいアイディアだと思ったのか、部長が響希ちゃんを促したが。
「ヤダ」
ぷいっとそっぽを向かれてしまった。
「あー、えっと。
お姉ちゃんのほうから先に、ご挨拶したほうがいいかなー?」
とりあえず、適当に笑ってみる。
まあ、相手はまだ幼女だもんね。
もしかしたら人見知りするタイプなのかもしれないし。
「お姉ちゃんは紀藤明日美といいます。
富士野部長……じゅんちゃんの会社の人、です。
よろしくね?」
自己紹介してみたものの、響希ちゃんはちっともこっちを見てくれない。
これは完全に、ご機嫌を損ねちゃった……?
「こら、響希」
「ヤダ!
ヤーダ!」
響希ちゃんは部長の胸に額を擦りつけ、ヤダヤダと盛んに頭を振っている。
どうしていいのかわからずに、笑顔のまま固まった。