2番ではダメですか?~腹黒御曹司は恋も仕事もトップじゃなきゃ満足しない~
部長の寝顔を見ながら、これからを考える。
幸い、彼はまだ眠っているし、このまま帰って明日の月曜、素知らぬ顔で出社したらなかったことにならないだろうか?
いい考えな気がして、そろりとベッドから下りる。
「もう起きたのか」
落ちていた下着に手を伸ばしたところで声をかけられ、びくりと大きく身体が震えた。
「えっ、あっ、……はい」
まさか逃げようしていたなんて気づかれるのが怖くて、振り返れない。
「身体、大丈夫か」
「あ、はい。
……平気、です」
背後で、部長がベッドから出た気配がする。
そろりと指先で下着を引き寄せ、素早く穿いた。
「なら、いいが。
シャワー、浴びてこい?
着替えはあとでなんか持っていってやるから、とりあえずこれ着とけ」
眼鏡をかけ、黒のボクサーパンツを穿いた部長が、私に向かって落ちていたワイシャツを投げる。
「お言葉に甘えて、そうさせてもらいます」
そのシャツを拾って羽織り、昨日借りた浴室へと向かった。
昨晩と同じく浴室でシャワーを浴びながら、昨日一日を思い出す。
昨日は、姉の結婚式で、そして……。
幸い、彼はまだ眠っているし、このまま帰って明日の月曜、素知らぬ顔で出社したらなかったことにならないだろうか?
いい考えな気がして、そろりとベッドから下りる。
「もう起きたのか」
落ちていた下着に手を伸ばしたところで声をかけられ、びくりと大きく身体が震えた。
「えっ、あっ、……はい」
まさか逃げようしていたなんて気づかれるのが怖くて、振り返れない。
「身体、大丈夫か」
「あ、はい。
……平気、です」
背後で、部長がベッドから出た気配がする。
そろりと指先で下着を引き寄せ、素早く穿いた。
「なら、いいが。
シャワー、浴びてこい?
着替えはあとでなんか持っていってやるから、とりあえずこれ着とけ」
眼鏡をかけ、黒のボクサーパンツを穿いた部長が、私に向かって落ちていたワイシャツを投げる。
「お言葉に甘えて、そうさせてもらいます」
そのシャツを拾って羽織り、昨日借りた浴室へと向かった。
昨晩と同じく浴室でシャワーを浴びながら、昨日一日を思い出す。
昨日は、姉の結婚式で、そして……。