2番ではダメですか?~腹黒御曹司は恋も仕事もトップじゃなきゃ満足しない~
食後も片付けは俺がやるからお前は勉強しろ、というわけでひたすら試験日の近いものの参考書を読む。
「そろそろ風呂入れー」
「……え?」
集中していたらいきなり、参考書を奪われた。
部長はもう入ったのか、濡れ髪姿だ。
「え、でもまだ……」
確認した時計は九時半を少し過ぎたくらいだった。
「夜は十時には寝ろ」
勝手に部長が、参考書を閉じる。
「でも、こんなペースでやってたら間に合わないです」
試験は詰まっているから、寝る時間を削ってでも勉強しなければ受かるわけがない。
「睡眠時間が減るとパフォーマンスが落ちる。
落ちた状態で勉強したって無駄だ。
それよりもしっかり睡眠を取って、集中してやったほうがいい」
無理矢理椅子から立たせ、部長が私を浴室へと押していく。
「ええーっ」
「紀藤は俺に言われたとおり、やってればいいんだ」
気づいたときには洗面所に押し込められていて、バタンとドアが閉まった。
「……強引」
ため息をつき、とりあえずお風呂に入る。
私は部長に言われるがまま、やっているだけでいいのかな。
でも、今はそれしかできないし、できる限りを精一杯頑張ろう。
「そろそろ風呂入れー」
「……え?」
集中していたらいきなり、参考書を奪われた。
部長はもう入ったのか、濡れ髪姿だ。
「え、でもまだ……」
確認した時計は九時半を少し過ぎたくらいだった。
「夜は十時には寝ろ」
勝手に部長が、参考書を閉じる。
「でも、こんなペースでやってたら間に合わないです」
試験は詰まっているから、寝る時間を削ってでも勉強しなければ受かるわけがない。
「睡眠時間が減るとパフォーマンスが落ちる。
落ちた状態で勉強したって無駄だ。
それよりもしっかり睡眠を取って、集中してやったほうがいい」
無理矢理椅子から立たせ、部長が私を浴室へと押していく。
「ええーっ」
「紀藤は俺に言われたとおり、やってればいいんだ」
気づいたときには洗面所に押し込められていて、バタンとドアが閉まった。
「……強引」
ため息をつき、とりあえずお風呂に入る。
私は部長に言われるがまま、やっているだけでいいのかな。
でも、今はそれしかできないし、できる限りを精一杯頑張ろう。