2番ではダメですか?~腹黒御曹司は恋も仕事もトップじゃなきゃ満足しない~
毎日、夜は十時に寝て、朝は五時に起こされる。
部長が世話を焼いてくれるので、私は勉強に集中した。
そして次の土曜日。
「今日は出掛けるぞ」
「えー」
朝活あとの朝食で言われ、つい不満の声が出たが仕方ない。
だって来週には表計算とワープロソフトの検定が控えている。
とはいえ、日常的に使っているものなので、私がきっちり理解していれば問題はないのだけれど。
でも、コンペの案もまだ出ていないし、休日は有効に使いたかった。
「……なんか文句あるのか」
じろりと黒縁ハーフリムの奥から、富士野部長が私を睨みつける。
「いえ……」
曖昧に笑って文句は飲み込んだ。
部長の決定になにを言ったって無駄なのだ。
部長が世話を焼いてくれるので、私は勉強に集中した。
そして次の土曜日。
「今日は出掛けるぞ」
「えー」
朝活あとの朝食で言われ、つい不満の声が出たが仕方ない。
だって来週には表計算とワープロソフトの検定が控えている。
とはいえ、日常的に使っているものなので、私がきっちり理解していれば問題はないのだけれど。
でも、コンペの案もまだ出ていないし、休日は有効に使いたかった。
「……なんか文句あるのか」
じろりと黒縁ハーフリムの奥から、富士野部長が私を睨みつける。
「いえ……」
曖昧に笑って文句は飲み込んだ。
部長の決定になにを言ったって無駄なのだ。