2番ではダメですか?~腹黒御曹司は恋も仕事もトップじゃなきゃ満足しない~
「別にいい」
私の頭を軽くぽんぽんし、部長は立ち上がった。
私も邪魔にならないようにリビングへ行ってぽすっとソファーに座る。
すぐに、ガシャガシャと割れたお皿を片付ける音が聞こえていた。
……ううっ、情けない。
お皿割ったうえに片付けもまともにできないなんて。
でも部長も悪いんだよ?
あんな、……あんなことするから。
さっき、指を咥えられたのを思い出し、爆発したかのように一気に顔が熱を持つ。
いや、バフッ!って音がした気がするから、本当に爆発したのかもしれない。
奇声を発しそうになって手近にあったクッションを顔に押しつける。
「……なに、やってるんだ?」
少しして部長の声が聞こえ、クッションから顔を離す。
完全に困惑している彼を見て、ようやく冷静になった。
「あー、なんでもない、です」
曖昧に笑って誤魔化す。
たぶん、あれに意味はない。
もしかしたら部長は天然たらしなのかもしれないが。
私の頭を軽くぽんぽんし、部長は立ち上がった。
私も邪魔にならないようにリビングへ行ってぽすっとソファーに座る。
すぐに、ガシャガシャと割れたお皿を片付ける音が聞こえていた。
……ううっ、情けない。
お皿割ったうえに片付けもまともにできないなんて。
でも部長も悪いんだよ?
あんな、……あんなことするから。
さっき、指を咥えられたのを思い出し、爆発したかのように一気に顔が熱を持つ。
いや、バフッ!って音がした気がするから、本当に爆発したのかもしれない。
奇声を発しそうになって手近にあったクッションを顔に押しつける。
「……なに、やってるんだ?」
少しして部長の声が聞こえ、クッションから顔を離す。
完全に困惑している彼を見て、ようやく冷静になった。
「あー、なんでもない、です」
曖昧に笑って誤魔化す。
たぶん、あれに意味はない。
もしかしたら部長は天然たらしなのかもしれないが。