2番ではダメですか?~腹黒御曹司は恋も仕事もトップじゃなきゃ満足しない~
「お疲れ様でした」
戻って仕事をしてたら、不意に顔の横に缶が出現した。
そちらを見るとミルクティの缶を富士野部長が差し出している。
「ありがとうございます」
ありがたく手を出し、それを受け取った。
「いいプレゼンでした。
あとは結果を待つばかりですが、きっと紀藤さんの企画が採用ですよ」
部長が目尻を下げ、眼鏡の陰に笑い皺がのぞく。
「……だと、いいんですが」
「はい。
私はそうだと確信しています」
元気づけるように、私の肩をぽんと軽く叩き、部長は自分の席へと戻っていった。
「採用、か……」
自分の企画が採用し、自販機に並んでいるのを想像したらわくわくする。
そう、なったらいい。
いや、そのために頑張ったのだ。
あとは神にでも祈ろう。
戻って仕事をしてたら、不意に顔の横に缶が出現した。
そちらを見るとミルクティの缶を富士野部長が差し出している。
「ありがとうございます」
ありがたく手を出し、それを受け取った。
「いいプレゼンでした。
あとは結果を待つばかりですが、きっと紀藤さんの企画が採用ですよ」
部長が目尻を下げ、眼鏡の陰に笑い皺がのぞく。
「……だと、いいんですが」
「はい。
私はそうだと確信しています」
元気づけるように、私の肩をぽんと軽く叩き、部長は自分の席へと戻っていった。
「採用、か……」
自分の企画が採用し、自販機に並んでいるのを想像したらわくわくする。
そう、なったらいい。
いや、そのために頑張ったのだ。
あとは神にでも祈ろう。