2番ではダメですか?~腹黒御曹司は恋も仕事もトップじゃなきゃ満足しない~
「ただいまー」
今日も勉強に励んでいたら、ようやく仕事を終えた部長が帰ってきた。
「今日のプレゼン、よかったな!」
出迎えた私を、いきなり部長が抱き締める。
「生野課長が嫌がらせしてきたときはどうしたものかと思っていたが、堂々と反論して。
見直したぞ!」
上機嫌に笑いながら、私の背中をバンバン叩く。
それが、とても嬉しかった。
「ありがとうございます」
「会社でも言ったが、絶対に明日美の企画が採用だ。
間違いない」
ようやく離れた部長がなぜか……唇を重ねてくる。
「えっ?
は?」
「今日の明日美は格好よくて、惚れ直したから」
戸惑う私にそれだけ言って、手に持っていた袋を渡してきた。
「わるいな、遅くなって」
「……いえ。
ご苦労様です」
差し出されたそれを受け取る。
今日は遅くなったし、お弁当らしい。
「腹、減ってるだろ。
先に食べてていいからな」
「はーい」
なんて返事をしながら、ダイニングテーブルに広げていた勉強道具を手早く片付け、食事ができるように準備をする。
今日は私の好きなカフェの、ハンバーグとエビフライ定食を買ってきてくれていた。
……それにしても。
さっきのキスってなんだったんだろう?
〝惚れ直した〟って?
まったくもって意味がわからない。
今日も勉強に励んでいたら、ようやく仕事を終えた部長が帰ってきた。
「今日のプレゼン、よかったな!」
出迎えた私を、いきなり部長が抱き締める。
「生野課長が嫌がらせしてきたときはどうしたものかと思っていたが、堂々と反論して。
見直したぞ!」
上機嫌に笑いながら、私の背中をバンバン叩く。
それが、とても嬉しかった。
「ありがとうございます」
「会社でも言ったが、絶対に明日美の企画が採用だ。
間違いない」
ようやく離れた部長がなぜか……唇を重ねてくる。
「えっ?
は?」
「今日の明日美は格好よくて、惚れ直したから」
戸惑う私にそれだけ言って、手に持っていた袋を渡してきた。
「わるいな、遅くなって」
「……いえ。
ご苦労様です」
差し出されたそれを受け取る。
今日は遅くなったし、お弁当らしい。
「腹、減ってるだろ。
先に食べてていいからな」
「はーい」
なんて返事をしながら、ダイニングテーブルに広げていた勉強道具を手早く片付け、食事ができるように準備をする。
今日は私の好きなカフェの、ハンバーグとエビフライ定食を買ってきてくれていた。
……それにしても。
さっきのキスってなんだったんだろう?
〝惚れ直した〟って?
まったくもって意味がわからない。