結婚契約書に延長の条文はありませんが~御曹司は契約妻を引き留めたい~
袋を開けて中から出したゴムを着けるのを思わず眺めてしまった。
「面白い?」
その視線に気づいて篝が尋ねた。
「そんなに薄くて、大丈夫なのですか?」
薄さ0.01ミリと箱には書いてあった。一応覆われてはいるが、形はまだくっきりと見えている。
「大丈夫だから、みんな使っている。それより」
「あ!」
膝を持ってグイっと脚を開かされた。
「や、見ないで」
すでに溢れた蜜でしっとり濡れているそこに、風が当たる。
「恥ずかしがる必要は無い。ここが濡れているということは、ちゃんと気持ちいいと、香津美の体が言っているんだから」
「あ、ああ」
流れ出た蜜を割れ目に沿って擦り付けるように、篝の指が上下に動く。少し力を込めた指が、ズプリと敏感な部分を押し潰した。
「や、あ・・」
「いやなの?」
上目遣いにそう問いかける篝の目は、違うよね、と聞いている。
「だって・・そんなところ」
「ここを解さないと、辛いのは香津美だ。ゆっきりするから、本当に止めてほしければ髪の毛を引っ張ってくれても良いから」
止めてほしいのか続けてほしいのか、香津美はわからなかった。
「か、和海さんに、触られるのは、いやじゃないの。でも、こんなの・・初めてで・・」
そう言うと、篝は心底嬉しそうに笑う。
「じゃあ、続けていい?」
香津美が頷くと、篝は更に香津美の脚を広げて、その中心の花芯に息を吹きかけた。
ビクンと体が勝手に動く。恥丘を掻き分け更に奥の部分を曝け出され、くちゅりと篝の指が差し込まれた。
「狭いな」
タンポン以外そこに入れたことは無い。異物の混入。しかも生の男性の指。目の前にいる男の・・
その事実に奈津美はカアーッとなった。瞬間、力が入りきゅんと指を締めつけた。
「奈津美、力を抜いて。君の下の口に指が食いちぎられそうだ」
「だ、だって・・和海さん・・そんなの・・無理です」
「大丈夫、ほら、息吐いて」
もう片方の手でそっと優しく頭を撫でられ、低い声で囁かれると、不思議と緊張が緩んだ。
「そう、良い子だ。ちょっと動かすよ」
そう言って指がさらに奥へと入り、中をすっと撫でた。
「あ、あん」
「ここ、香津美の感じるところだ。憶えておいて」
それから何度も同じ所を擦られて、そのたびに香津美は小刻みに震え喘ぎ続けた。
体の奥からは熱い蜜が溢れ出て、和海が指を出し入れするごとにグチュグチュと水音がする。
「香津美、ここは、気持ちいい?」
「ん・・わか・・あ、気持ち・・いい、あん」
いつの間にか差し入れられる指は数を増し、香津美は繰り返し襲ってくる歓喜にむせび泣き始めた。
指ではだんだん物足りなくなってきて、もぞもぞと腰を動かすと、突然篝が指を引き抜いた。
滲む涙で潤んだ瞳で「なぜ」という思いを込めて彼を見返す。
「そろそろ俺も限界だから、いいよね」
その言葉とともに、さっきまで篝の指が入っていた場所に、別の何かが押し当てられた。
それがさっき目にした篝のものだとわかり、香津美は一瞬呼吸を止めた。
「だめだ。香津美、ほら俺の目を見てゆっくり呼吸して、そんなに力を入れたら入らない」
舌先で唇の縁を舐め、覆い被さるようなキスを香津美にする。人工呼吸のように空気を注ぎ込まれて、香津美の胸が大きく膨らんだ。
それと同時に、ぐっと篝の熱く硬いものが香津美の中に突き進んできた。
「・・・・!!!」
鋭い痛みを感じ、漏れそうになった悲鳴が篝の中に溶け込んでいく。そのまま背中から腰に掛けて回された篝に抱き寄せられる。
聞こえてくるのはエアコンや冷蔵庫の音と、表を行き交う車や人の音。そして激しく脈打つ自分の心臓の音。でもそれは篝からの音のような気がする。
「動いて大丈夫?」
唇を僅かに離し、尋ねられる。目尻から流れてこめかみに落ちた涙を、篝の唇が拭う。
瞳を閉じて黙って頷くと、少し体を離して香津美の体の傍らに腕を突いて、ゆっくりと篝が抽挿を開始した。
「う、ん・・あ。あ」
「はあ、はあ」
激しく突いては引き、篝が動く度に香津美の体も揺れる。指とはまったく違う部分を擦り上げられる。
互いの激しい息づかいと、エアコンの利いた中で浮き出る汗、肌を打つ音とベッドの軋む音。
触れる肌の熱さと、匂い立つ汗と混じり合う独特なセックスの香り。
五感の全てが篝との行為に集中する。最奥の誰にも許したことの無い領域に招き入れた人間。
なぜそれが出来たのか。
答えはわかっていた。
いつからかわからない。
奈津美は篝 和海という人間に体を許してもいいと思えるほどに惹かれていた。
「面白い?」
その視線に気づいて篝が尋ねた。
「そんなに薄くて、大丈夫なのですか?」
薄さ0.01ミリと箱には書いてあった。一応覆われてはいるが、形はまだくっきりと見えている。
「大丈夫だから、みんな使っている。それより」
「あ!」
膝を持ってグイっと脚を開かされた。
「や、見ないで」
すでに溢れた蜜でしっとり濡れているそこに、風が当たる。
「恥ずかしがる必要は無い。ここが濡れているということは、ちゃんと気持ちいいと、香津美の体が言っているんだから」
「あ、ああ」
流れ出た蜜を割れ目に沿って擦り付けるように、篝の指が上下に動く。少し力を込めた指が、ズプリと敏感な部分を押し潰した。
「や、あ・・」
「いやなの?」
上目遣いにそう問いかける篝の目は、違うよね、と聞いている。
「だって・・そんなところ」
「ここを解さないと、辛いのは香津美だ。ゆっきりするから、本当に止めてほしければ髪の毛を引っ張ってくれても良いから」
止めてほしいのか続けてほしいのか、香津美はわからなかった。
「か、和海さんに、触られるのは、いやじゃないの。でも、こんなの・・初めてで・・」
そう言うと、篝は心底嬉しそうに笑う。
「じゃあ、続けていい?」
香津美が頷くと、篝は更に香津美の脚を広げて、その中心の花芯に息を吹きかけた。
ビクンと体が勝手に動く。恥丘を掻き分け更に奥の部分を曝け出され、くちゅりと篝の指が差し込まれた。
「狭いな」
タンポン以外そこに入れたことは無い。異物の混入。しかも生の男性の指。目の前にいる男の・・
その事実に奈津美はカアーッとなった。瞬間、力が入りきゅんと指を締めつけた。
「奈津美、力を抜いて。君の下の口に指が食いちぎられそうだ」
「だ、だって・・和海さん・・そんなの・・無理です」
「大丈夫、ほら、息吐いて」
もう片方の手でそっと優しく頭を撫でられ、低い声で囁かれると、不思議と緊張が緩んだ。
「そう、良い子だ。ちょっと動かすよ」
そう言って指がさらに奥へと入り、中をすっと撫でた。
「あ、あん」
「ここ、香津美の感じるところだ。憶えておいて」
それから何度も同じ所を擦られて、そのたびに香津美は小刻みに震え喘ぎ続けた。
体の奥からは熱い蜜が溢れ出て、和海が指を出し入れするごとにグチュグチュと水音がする。
「香津美、ここは、気持ちいい?」
「ん・・わか・・あ、気持ち・・いい、あん」
いつの間にか差し入れられる指は数を増し、香津美は繰り返し襲ってくる歓喜にむせび泣き始めた。
指ではだんだん物足りなくなってきて、もぞもぞと腰を動かすと、突然篝が指を引き抜いた。
滲む涙で潤んだ瞳で「なぜ」という思いを込めて彼を見返す。
「そろそろ俺も限界だから、いいよね」
その言葉とともに、さっきまで篝の指が入っていた場所に、別の何かが押し当てられた。
それがさっき目にした篝のものだとわかり、香津美は一瞬呼吸を止めた。
「だめだ。香津美、ほら俺の目を見てゆっくり呼吸して、そんなに力を入れたら入らない」
舌先で唇の縁を舐め、覆い被さるようなキスを香津美にする。人工呼吸のように空気を注ぎ込まれて、香津美の胸が大きく膨らんだ。
それと同時に、ぐっと篝の熱く硬いものが香津美の中に突き進んできた。
「・・・・!!!」
鋭い痛みを感じ、漏れそうになった悲鳴が篝の中に溶け込んでいく。そのまま背中から腰に掛けて回された篝に抱き寄せられる。
聞こえてくるのはエアコンや冷蔵庫の音と、表を行き交う車や人の音。そして激しく脈打つ自分の心臓の音。でもそれは篝からの音のような気がする。
「動いて大丈夫?」
唇を僅かに離し、尋ねられる。目尻から流れてこめかみに落ちた涙を、篝の唇が拭う。
瞳を閉じて黙って頷くと、少し体を離して香津美の体の傍らに腕を突いて、ゆっくりと篝が抽挿を開始した。
「う、ん・・あ。あ」
「はあ、はあ」
激しく突いては引き、篝が動く度に香津美の体も揺れる。指とはまったく違う部分を擦り上げられる。
互いの激しい息づかいと、エアコンの利いた中で浮き出る汗、肌を打つ音とベッドの軋む音。
触れる肌の熱さと、匂い立つ汗と混じり合う独特なセックスの香り。
五感の全てが篝との行為に集中する。最奥の誰にも許したことの無い領域に招き入れた人間。
なぜそれが出来たのか。
答えはわかっていた。
いつからかわからない。
奈津美は篝 和海という人間に体を許してもいいと思えるほどに惹かれていた。