出逢うべくして。You’re the one for me...


AM6時。


私の体内時計はいつも通り。
パッと目が覚める。


アラームなしで起きられる
自分に今日ばかりは感謝。


ベットの下を見ると隣に布団を敷いて
ぐっすりと眠る伊吹くん。


よかった、まだ起きなさそう。


昨日考えた伊吹くんを支えるために
できる唯一の方法


プライベートでも食事の面を
サポートすること。


せっかく彼女が管理栄養士なんだもん。
それくらいしかメリットをあげられないから、


会える時はできるだけ
バランスの良い食事を食べてもらわなきゃ。


前に連絡をとってたときには、
忙しい時はちゃんと食べられないことがあるって
言ってたのを思い出して、
昨日の夜思いついた。



起きて顔を洗うと、
早速冷蔵庫を開けさせてもらう。


「勝手にすみませーん、ちょっとだけ
失礼しまーす...おぅ....」


なるほど。やっぱり。


冷蔵庫に食材はほとんどない。
調味料だけは揃ってるみたいだけど。

下のコンビニに買いに行って
手に入れられるもので作るしかないな。



「伊吹くんちょっとだけ
もらった合鍵お借りします!」


一応小さい声で声かけて
急いでうちを出る。

当然聞こえてないけど笑
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