出逢うべくして。You’re the one for me...
「...っ、もしもし!凛花さん今どこ!?」
「伊吹くん、勝手にごめんね。
お邪魔しちゃって」
「まだ近くにいるんでしょ??
戻って来てくれない?お願いだから」
「...え?」
「俺、もう限界...
今日は凛花さんと過ごしたい。」
「いいの?疲れてない?」
「すっごい疲れてる。だから会いたい。」
「...わかった。今から行くね。
何か必要なものある?買ってくけど。」
「何もいらないから。とにかく早く戻って来て。」
久しぶりにゆっくり会える。
長い間我慢した自分へのご褒美タイム。
これくらい欲張ってもいいよね。
愛しの彼女に会えるまでのほんの数分は
とても長く長く感じた。