出逢うべくして。You’re the one for me...


「もう入っていい?」


俺が脱衣所からそう聞くと、



「絶対見ないでよ!!」


恥ずかしがりながらそういう凛花さん。


「そりゃあ無理だろ笑
入るよ。」


両手で隠しながら湯船に浸かる
彼女を見る。

「本当恥ずかしながらこういう経験
一度もないの。私。大丈夫?」

「大丈夫?って何?笑
そんなの俺にとっては最高だよ笑
ちょっともっと前詰めて。」

俺は凛花さんの後ろに浸かり
彼女を抱きしめる形になった。



恥ずかしさで俯く彼女の顔を
少し後ろに傾けて、優しくキスをした。


「...んっ」


「かわいい...」

凛花さんから漏れた声に
俺は我慢できなくなって
深くなっていくキス。


ようやく顔を離すと
顔を真っ赤にして肩で
一生懸命息をする凛花さん。

とろんとした目で俺を見つめてくる。


「苦しかった?笑」


コクっと頷く彼女。


俺はこの上ない幸せを感じた。
彼女をきつく抱きしめ
呼吸が落ち着くまで頭を撫でる。



「落ち着いた?上がって?洗ってあげる。」



必死に拒否してた彼女だけど、
途中から緊張で言われるがまま。笑

幸せなお風呂時間を堪能した。
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