小さい頃可愛がっていた幼なじみがイケメン総長様になってた件について
正義のヒーローの声は澪だった。


「関係ないでしょ。行こっ」

と、負けたかのような答えをしたあずほちゃんと一緒にいる子。

あずほちゃんたちがトイレから出たのがドアが閉まる音だわかったから私は個室のドアを開けた。


「澪…ありがとう…ヒック」

私は個室から出て澪のある方に歩いた。

澪はびっくりした顔をしていたが私の方に近づいてきて私の頭をヨシヨシした。

「私はなんもしてない…李由は笑ってる顔が1番だよっ!」

そう言って私の口角を無理やり上げる澪。


「いひゃいよー(いたいよー)」


「ふははっ、」

そう笑って私の顔から手を離す澪。

「授業大丈夫そう?」

と心配した目で見てくる。


「うん!」

私は笑ってそう返した。

時間は授業始まる2分前で澪はトイレをすることができずに教室に戻った。


戻ってる途中に澪と一緒のクラスだったらよかったのに…と考えていた。
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