小さい頃可愛がっていた幼なじみがイケメン総長様になってた件について
◇嘘の家族 sied澪
はぁー

今は李由と買い物をし終えて電車の中。

あっ、席空いた。


私は空いた席に座った。

買った荷物が多かったから座れるのはありがたい。

私はカバンからスマホを出してメッセージアプリを開いた。


『澪。今日は早く帰ってきてね。誠【みこと】さんが早く帰ってくるから、よろしくね。』


一件のメールはママからのものだった。

私はそれを既読無視してスマホをカバンに入れた。

そして家ではない駅を降りて、改札を出た。


そのまま歩いてさっき来た道を戻る電車に乗った。


誠さんとは、私のパパだ。

義理のだけど。

ママはバツサンだ。


私の本当のパパは知らない。

私が小学校入る前に離婚したから。


2人目のパパは私が小学1年生の2学期ぐらい

ママより5つ上の会社の上司の人だった。

お金持ちだったから何度も買ってくれた。
< 113 / 171 >

この作品をシェア

pagetop