小さい頃可愛がっていた幼なじみがイケメン総長様になってた件について
昨日ぐらいから龍はあずほちゃんからのボディータッチに、なにも言わない。

話しかけられたらうんと、すんとか、言うようになった。

……

私は下を向いた。

はぁー

こんなに…苦しいなら…龍なんて好きにならなきゃよかった…

私の目からポロポロと涙が落ちているのがわかる。

灰色の地面が黒に変わっていく。

「李由ちゃん。ちょっと、違うところ行こっか」

風条くんは泣いてる私に気づいて私の手を引いて歩き出した。


少し歩いたところにベンチがあった。

そこに座ったら風条くんが「はいっ」と、いちごミルクをくれた。

っ!

美味しいやつ…

私はそれを受け取って、ストローを指しちゅーと、吸った。


美味しい〜!

口の中に甘い香りが漂う。
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