小さい頃可愛がっていた幼なじみがイケメン総長様になってた件について
「はぁー。興味ない返事だねー」

てか、今考えたけど…澪と"普通に"話してる…

こんなことなかったのに…


そして、俺はこんな暑い中長袖を着ている澪の手首を見てしまった。

澪がちょっと腕を捲っていてそこから青あざが見えた。


澪は冬龍に入ってはいるけど最近は喧嘩をふっかけられないらしい。

柚希によるとだけど。


だから最近できたようなあざは不自然でしかなかった。


「澪。そのあざどうしたんだ?」

俺は澪の手首を指した。

「あー。これっ?昨日ドアにぶつけた」

と、いいながら「あははっ…」と、笑った。


「ふーん。そ。」

「あんたも、興味なさそうな返事するね」

すると、「じゃっ!私は戻るから。あんたはあんまり李由ちゃんのこと引きずらないようにね〜」と、手をヒラヒラと振ってどっかに行ってしまった。

はぁー

余計なお世話だ。



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