小さい頃可愛がっていた幼なじみがイケメン総長様になってた件について
「…まじで言ってる?」

「…うん」

私の顔はみるみる赤くなってるのが見なくてもわかる。

だってすごい暑い。


すると、龍は私の隣の席に座った。

そして、私の手を握った。

ビクッ

急に触れるからわたしはびっくりしてしまった。

「俺も…李由のこと好き」

えっ!

龍が…私のことを…?!


「小さい時からずっと…」

龍はそう言った。

うっ…なぜか涙がポロポロと出てくる。

泣きたいわけじゃないのに…


龍は自分の手で私の涙を拭いた。

「泣くなって…俺李由になかれたらどうしていいかわかんないんだ…」

と、悲しそうにいう龍。

「うゔ…嬉し涙…」

すると、ホッとしたような顔をして私をギュッと抱きしめてくれた。
< 157 / 171 >

この作品をシェア

pagetop