小さい頃可愛がっていた幼なじみがイケメン総長様になってた件について
唯が指した先には、金髪の髪に目つきの悪い目。

よく見ると両方ともピアスをしている。

「す、すごいね…」

「ねー、制服一緒だから同じ中学だけど…ちょっと怖いかもー」

なんて言いながら髪の毛に手を当ててクルクルしている。


私たちは歩きながらクラス表が貼ってあるところまで向かった。

「えーっと…あ!私1組!」

唯がそう言った。

「私も1組だった!!」

「やったー!」

なんて言いながら2人で手を合わせた。


クラスの座席は番号順で唯とは離れてしまった。

唯は山城(やましろ)だから後ろの方。

私は栗山だから、まぁまぁ、前の方。

そして、前の扉から入ってきたのは黒いオーラを漂わせたさっきの金髪くん。

隣には背の小さく、ふわふわしてそうな男の子がいた。

2人はしゃべっているけど金髪くんは笑ってはないけど…なんか、楽しそうなのは伝わってきた。

その後は先生が入ってきて、入学式を迎えた。
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