小さい頃可愛がっていた幼なじみがイケメン総長様になってた件について
「あずほー。あの!金髪と隣の席なんだけどー!怖い…」

「あははっ、どんまい…まぁ、頑張りなさい」

と、言いながら私は唯の肩に手をポンと置いた。


あの金髪くんは苗字が冬夜らしい。


だから、山城の唯と隣の席なのだ。


ーー1週間後

「今の席は番号順だったけど、今から席替えをする!」

先生がそう言った。

先生は体育の先生で結構大雑把な先生だ。


「よかったねー唯」と思いながら唯の方を見ると唯もホッとしたような顔をしてこっちを見ていた。


「まぁ、最初の席替えだし…クジできめます!」
「だんだん時間経ってったら、班長決めてそこから決めるって形にするけど、今はみんながどんな性格か知らないからな、がははっ」

と、笑った。
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