小さい頃可愛がっていた幼なじみがイケメン総長様になってた件について
「冬龍【ふりゅう】の。」

「じゃあ、私も行く!」

冬龍とは龍が入ってる暴走族のこと。

私がこの町に来たとき、龍が遅かったのは集会に行ってたらしい。


あんな遅い時間まで集まるなんてイケないよ!

「はぁー。ダメに決まってるだろ」

「なんでよ!行くったら行くの!」


「ダメだ!あんな危ないところ」

「ふん!龍とはもう話さない」


なんてこと言ってんだ私…

小さい子供か…

だけどね…龍のことが心配なんだよ…

「あー。分かったよ。その代わりぜーったい俺から離れるなよ」

「うん!もちろん!」
< 23 / 171 >

この作品をシェア

pagetop