小さい頃可愛がっていた幼なじみがイケメン総長様になってた件について
「私、どうしたらいいんだろう……」


私が泣き止んだ時には1時間目が後少しで終わるところだった。


「……李由ちゃんが、ちゃんと龍とむきあってはなしたらいいよ。今の李由ちゃんは、自分の思いだけで突っ走っちゃってるから」


「龍にちゃんと聞いた?」


「…ううん」


「ふふふっ、李由ちゃんはすごい龍のことが好きなんだね」


「へぇっ!」


きゅ、急に何いいだすのよ?!

カァー


私は一瞬にして顔が赤くなったのがわかった。


てか、なんでばれてるの…?

私言った覚えないんだけど…


「な、なんで、し、知ってるの?」


「知ってるも何も…見てればわかるよ〜」


「龍も…」なんて、言ってるのは聞こえなかった。
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