小さい頃可愛がっていた幼なじみがイケメン総長様になってた件について
「…そうですか……!じゃあ、大丈夫です!ありがとうございます!」


「えっ、待ってなくていい……」


おばさんがそう言う前に私は隣の家の自分の家に入った。


…おばさんごめんなさい……!


龍…帰ってきてないんだ…


はぁー


ケーキ…だけでもおばさんに渡せばよかった…


「李由ちゃーん?帰ったの?」

と、ママの声。


「うん!あ、ママこれー」


そう言ってリビングに行き、ショートケーキをママに渡した。


「1個しかないからパパが帰ってくるまでに食べてねっ」

と、私が悪い顔をすると、


「わかったわ」

なんて、ママも悪い顔をした。


ママは朝も心配してそうな顔をしていたけど今もしている。


だから、私はまた、笑って自分の部屋に行った。


はぁー


明日はちゃんといつもの時間に出て…龍と話そう…!
< 87 / 171 >

この作品をシェア

pagetop