有希とサトちゃん
「サトちゃん、なんかお腹空いたね。」



アタシ今日、夕御飯少ししか食べて無いからお腹が空いてきた。でも、このお店『おつまみ』とかメチャメチャ高値いから………



「何かお菓子でも無かったかなぁ?」




そう言ってサトちゃんがポケットを探ったら、中からキャンディーの缶が出てきた。



「これじゃ、腹の足しにならないよね?」



「でもソレ超懐かしい!アタシ、子供の時ソレ好きだった♪」



サトちゃんに、そのキャンディー1粒もらった。ホント、サトちゃんて魔法使いみたい。




サトちゃんって、いろんな事知ってるからおしゃべりしてても楽しい。



でも、もうすぐ時間がきちゃうからサトちゃんに付いていられるのも、あと少しでおしまい。


昼間会えるのに、延長してもらう訳にもいかないよね。




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