わかりまた ☆ 天下無双 Kingの帰還 ☆

綿が違うそうです。(笑)


他の商品をサンプル代わりに、触って確かめてみて下さいと、嫌な顔をせずに、アレコレ出して頂きました。


父の第一希望のお布団を買って、家に電話すると、母が出た。


「病院、終わったの?」


今日は骨を強くする注射の日。だから正直、父の病室に現れた時はビックリした。


『今帰ってきたばっかりだから行ってないし、町内会のお見舞いも二時頃に来るから待ってろって言われて…』



話が長引きそうだったので

「あのさー、必要な事だけ言うね。今、布団持ってくから、家に居て。」


ガチャ切りをして家に行くと、母は外に出て待っていた。


布団を下ろしに部屋に入ると、捨てるはずの布団が、まだ父の部屋にあった。



「…何でコレあんの?」


忙しくて捨てられなかったと言う。仕方ないから、母の部屋に二枚一緒に運ぶ。


腹ヘリンコが限界なので、作業が終わるまで、頼むから何も話さないでくれと


心の中で祈った瞬間。



< 7 / 71 >

この作品をシェア

pagetop