大事な大切な人
1️⃣出逢い

看護師を目指していた
私とレントゲン技師の夫は
私が研修でお世話になった病院で
知りあった。

高校から看護科で学び看護師になる為に
勉強をしていた

まだ、18歳、19歳の私から見て
6歳上の夫・里見 裕典(さとみ ゆうすけ)
は、大人の男性で頼もしく見えた。

当時、勉強に忙しくて
恋愛から遠ざかっていた私に
裕典は、優しくて
何度か声をかけられている内に
告白をされて付き合う事に。

ファーストキスは中学生の時に
でもその先は、全て裕典だ。

看護師の資格を得たと同時に
藍華がお腹にいる事が解り
私達は、直ぐに結婚をした。

裕典は、
「折角看護師になれたのにすまない。」
と、謝ってくれたが
赤ちゃんが出来たことが
嬉しかったから問題ない。

里見のご両親も私の父と叔母も
とても喜んでくれた。

私は、小さい時に母を亡くし
父親と弟と暮らしていた。
それに母の妹である叔母がいてくれた。

初め父と叔母は、
デキ婚に驚いていたが
子供の為に許してくれた。

もとから父っ子である
私に父は、甘い。

二つ下の弟・光希(こうき)は、
なぜか機嫌が悪かった。

姉弟仲の良い私は
光希が賛成してくれなかった事が
寂しかった。
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