大事な大切な人
7️⃣回想⑤
藍華と実家に帰ると
父と光希と杏叔母さん。
里美のご両親がいて
里美のお義母さんは、
藍華を直に抱きしめて
「ごめんね。ごめんね。」
と、何度も謝っていた。
藍華は、お義母さんに抱かれながら
首を横にふりながら
「おばあちゃんは、悪くない。」
と、言っていた。
お義母さんが私を見たから
頷くとお義母さんも頷いた。
私達三人は、ソファーに座り
父と里美のお義父さんも
ソファーに腰掛け
光希と杏叔母さんは、
ダイニングテーブルの
椅子に腰掛けていた。
その時 来客を告げるブザーがなり
父が玄関へ向かい
父と一緒に男性が入ってきた
「友人でもあり
病院が何かあった時にも
相談している弁護士の荒木だ。」
と、父が紹介すると
荒木さんも自己紹介をした。
それから
里見 裕典への
離婚手続きに入る。
無論
里見 裕典と侑華は、離婚
藍華の親権は侑華
名字も里見から大林へと変更する。
一度ならず二度の浮気
その上、前回の契約の反故と脅し
一度目 300万円
今回 400万円(脅し恐喝込み)
藍華の養育費
月にダラダラ払うのは
勘弁してほしい
一日も早く縁を切る為に
短大費用全てと諸経費を
計算して500万円を支払う。
裕典の相手
早川 渚さんへは
100万円を請求する。
迷惑料だ。
以上で、話は終わったが
里見のご両親から
一度目で、きちんとできなかった
事への謝罪と自分達が
私と藍華 二人に背負わせた事を
苦しんで里見のご両親から
私達親子へ500万円を支払う事に
なっていた。
年を取られているご両親に
申し訳なかったが
父と荒木さんは、
【 良い。 】と、言ってくれた。
その後
私と藍華は裕典と合うこともなく
無事に二人で暮すマンションへ
引っ越して
藍華は短大へ
私は病院の看護師として
前に進みだした。