大事な大切な人
再度海外へ渡米の日に
両親に侑華の話を訊ねた。
[ 大林?と言ったら
ああ。里見君か?と。
だが、そう言えば
彼女は、この間離婚して
今は、大林に戻ったな。
娘が一人いて
短大の看護学校に行くらしい。 ]
知り合いだったか?と言う
両親に。
高校まで一緒だった
少しだけ関係があった話をした。
母親は、ちらりと思い出したようで
お母さんがお亡くなりになって
お父さんと弟さんの為に
頑張っていたお嬢さん。
と、思い出したらしい
まあ、あちらも医師だから
その辺りはわかっていたのだろう。
侑華の実家は小児科だから。
侑華は、産婦人科の看護師だ。
娘は、知らないが。
弟は、小児科医だった。
まあ、知り合いがいることを
話してから
俺は、あと半年の研修に渡米した。