大事な大切な人
2️⃣3️⃣事故
侑華に気持ちを伝えてから
仕事が忙しく
中々 会えない。
なんどか食事をして
院内でもあえば話す
学生じゃないんだ。
だが、あいつも何も言わない
寂しいと思っているのは
俺だけか?
嫌、そうじゃない。
あいつは、そんな女じゃない。
そんな日々の中
あいつの父親と叔母さんが
入籍した、それを嬉しそうに
連絡してきた。
「電話 大丈夫?」と。
休憩室にいたから直ぐにかけた。
びっくりしていたが
少しだけ話せた。
その後のラインで
俺の事を家族に報告したと
挨拶に伺うと返信した。
いくら恋人同士でも
会えなくては話にならない
侑華と共にいたい。
そんな時に
アメリカから連絡が入り、
あちらでお世話になった
ドクターの患者さんの手術を
して欲しいと
了承して準備に入る。
侑華にもラインして
前日に食事をしようと伝えた。
もう一度気持を伝えて
プロポーズをするつもりでいる。
指輪は、侑華に気持を伝えた時に
購入した。
浮気をされた自分では
だめなのでは?
と、言う侑華を
何度も抱いてしまった。
ばかな、気持ち良すぎだ。
侑華は、プロポーズを受けてくれた。
良かった。
まだ、娘さんにあった事は無いが
認めてもらうようにしたい。
侑華に見送られて
アメリカへ経った。
到着事
侑華に着いたラインをして
少しだけ仮眠を取り
病院へ
カンファレンスに参加して
患者さんを診る。
明日 手術となる。
心臓の手術で8時間は
かかる予定だ。
無事に手術も終え
患者の容態も落ち着いた。
良かった、肩の荷がおりた。
ホっとしていると
フリーウェイのトンネルで
事故が発生した。
俺も動く
トンネル中からは煙が立ち上がり
トンネルの外もぶつかっている
車が見える。
アメリカのフリーウェイは、
飛ばす人が多い。
警察官やレスキュー隊や
消防士に従い
進んで行く
あちこちでトリアージが
行われている。
重体の人から診て行く
その時、ちいさな音が耳に·····
回りを慎重に見る
トンネルの端に女性が倒れている
お腹が·····
あいつの顔が···浮かぶ
女性の周辺をみると
彼女の近くの車から
燃料が漏れている。
俺は、急ぎ女性の元へ
そんな俺をみて
レスキュー隊が慌てて
付いてくる
「来るな!!」
と、叫びながら
取り急ぎ彼女を
この場所から遠ざける
事にした。
治療は、後でもできる
「おい!!おい!!!」
と、声をかけると
少し目を開けたから
「済まない。引っ張るぞ。」
と、言ってから
その場を離れ
彼女の上に被さると同時に
“ バァバァン バーン ”
目が覚めた時には、
病院のベッドの上だった。
あの事故から3日後。
幸いあの妊婦も助かったと
良かった。
ん?何にが?
身体は、あちこち裂傷は
あるが問題ない
だが、頭の中が一部欠落しているとか。
携帯を見ればと思うが
携帯は、壊れてしまっていた。
目が覚めた事で
両親へ連絡が入る事に。
この事故で沢山の人が
亡くなり
沢山の人が
怪我を負った。