怜悧な外科医の愛は、激甘につき。~でも私、あなたにフラれましたよね?~
「教育入院の患者は食事をコントロールされてる。ここにいちゃまずいんじゃないか?」
「え、ええ……でも、相良さんが今朝見た人、確かに木内さんだったんですか? それに患者さんかどうか確かめるっていっても……」
「うーん、俺も急いでてチラッと見ただけだからなぁ。入院患者かどうかは手首のリストバンドを見れば一発でわかるぞ」
それを聞いて私は心の中でパチンと指を鳴らす。
あぁ、そうだ! なんで気づかなかったんだろ。
患者さんかどうか確かめる術があっさり解決して拍子抜けする。
「この前やけに糖尿病のことを聞いてきたのは、もしかしてあの常連客が関係しているのか?」
察しのいい相良さんに図星を指され、私は素直にコクンを頷いた。
「まぁ、あれだけ食事中に発汗して血圧も高そうだし、どこかの科にかかってるとは思うが……まずは、あの常連客が教育入院プログラムに参加してる患者かどうか確認できたら俺に言ってくれ、力になれると思う」
「はい。ありがとうございます」
「え、ええ……でも、相良さんが今朝見た人、確かに木内さんだったんですか? それに患者さんかどうか確かめるっていっても……」
「うーん、俺も急いでてチラッと見ただけだからなぁ。入院患者かどうかは手首のリストバンドを見れば一発でわかるぞ」
それを聞いて私は心の中でパチンと指を鳴らす。
あぁ、そうだ! なんで気づかなかったんだろ。
患者さんかどうか確かめる術があっさり解決して拍子抜けする。
「この前やけに糖尿病のことを聞いてきたのは、もしかしてあの常連客が関係しているのか?」
察しのいい相良さんに図星を指され、私は素直にコクンを頷いた。
「まぁ、あれだけ食事中に発汗して血圧も高そうだし、どこかの科にかかってるとは思うが……まずは、あの常連客が教育入院プログラムに参加してる患者かどうか確認できたら俺に言ってくれ、力になれると思う」
「はい。ありがとうございます」