世話焼き教師は、天邪鬼ちゃんを離さない
「そんな否定しなくても…まぁ、気にしないけどね。何言われたって、この気持ちは変わらないし」
「っ〜!」
こうやって、何を言っても通用しない。
私だって、もうとっくに気づいてる。
引き返せないところまで来ちゃってることも、先生のことを好き…になってることも。
でも、私が認めたら本当に後戻りできなくなってしまう。
もし私のせいで先生の人生を棒に振るようなことがあったら…一生後悔してもしきれない。
だから隠すよ。
自分に嘘をついてでも、隠し通したい。
それも全部、あなたを守るためだから。