世話焼き教師は、天邪鬼ちゃんを離さない
一生離してあげない
「えっ……えぇ?!」
「…えっと、ごめん。急すぎたかも」
「それは全然大丈夫、だけど…!何はともあれ、おめでとうっ!!」
「うん。…ありがとう」
あの後私は、とりあえず休むことにした。
先生は来てほしいと言われたけど、さすがに泣き腫らした顔を見られるのは嫌だったし…。
何より、希和が心配しそうだったから。
今日登校してきて、朝いちばんに話すことができた。
花咲音さんのことは言わないで、先生と想いが通じ合ったということだけを伝えた。
すごく驚いてるだろうし、信じられないと思うのに真剣に聞いてくれて…。
本当、いい友達を持ったな。