可愛がってあげたい、強がりなきみを。 〜国民的イケメン俳優に出会った直後から全身全霊で溺愛されてます〜
で、必然的に狭いミーティングルームにふたりきりという状況に。
彼は相変わらず、腕を組んでじっとしている。
黙って、向井さんの帰りを待つのも気まずいので、わたしは彼に問いかけた。
「ご質問はありますか?」
「プレゼンに関しては、ないかな」
彼はそう言うと、わたしに視線を合わせた。
「個人的には聞きたいことが……」
ボソボソと小さな声で何か言ってる。
「もう一度お願いできますか?」
「いや、大したことではないので」
そう言うと、また彼は黙った。
沈黙が続く。
気まずいこと、この上ない。
うーん、何か言わなきゃ。
「あの、毎日お忙しいんでしょうね」
言ってから思った。
我ながら、なんて間抜けな質問。
あきれられてるよね、絶対。
日本で忙しい人のなかの5番までには、絶対入っているのに。
彼は相変わらず、腕を組んでじっとしている。
黙って、向井さんの帰りを待つのも気まずいので、わたしは彼に問いかけた。
「ご質問はありますか?」
「プレゼンに関しては、ないかな」
彼はそう言うと、わたしに視線を合わせた。
「個人的には聞きたいことが……」
ボソボソと小さな声で何か言ってる。
「もう一度お願いできますか?」
「いや、大したことではないので」
そう言うと、また彼は黙った。
沈黙が続く。
気まずいこと、この上ない。
うーん、何か言わなきゃ。
「あの、毎日お忙しいんでしょうね」
言ってから思った。
我ながら、なんて間抜けな質問。
あきれられてるよね、絶対。
日本で忙しい人のなかの5番までには、絶対入っているのに。